15尾瀬
残雪の尾瀬(鳩待通りからアヤメ平)
  2015.04.25〜26



電子地図にGPSログを落としてあります
ルート図(地図画像をクリックすると拡大画像になります)

・ルートラボ参照・

コースタイム
・鳩待峠(8:30)〜横田代(10:30)〜アヤメ平(11:40)〜富士見湿原(12:05〜12:35)〜竜宮小屋(14:45〜14:50)〜見晴(桧枝岐小屋)(15:30)

・見晴(桧枝岐小屋)(7:00)〜竜宮小屋(7:35)〜牛首(9:15)〜山の鼻(9:50〜10:15)〜鳩待峠(12:20)




通い始めて14年目の残雪期尾瀬・・・

今年もなんとか訪れることができたようです。

今回は7人の仲間に恵まれて美しくも楽しい残雪を謳歌したのです。


ルートは鳩待峠から鳩待通りを経て、横田代からアヤメ平を縦断し、長沢新道の冬季ルートを降下し、竜宮に至る行程としたのです。

しかしこのルートは広大な尾根が続き、入山者も稀でトレースは期待できず、ルートファインディングは必須となります。

自身このルートは無雪季には何回か訪れていましたが、積雪期は初めてなのです。

が・・・今回は頼りになる仲間に恵まれて、決行の運びとなった次第です。


早朝4時出発し、7時半には戸倉の駐車場にて懐かしい顔ぶれに再会したのです。

乗合タクシーにて鳩待に入山すれば至仏山への山スキーヤーで混雑しています。

一部の登山者は尾瀬ヶ原へ向かっていますが、我らパーティーは人影も皆無な鳩待通りを目指します。

しかし・・・鳩待通りへの登山道入口は3mもの雪の壁で入れません・・・

わずかな斜路をトラバースしてなんとか尾根に取り付けたようです。

急斜面の尾根から穏やかな広い尾根に到着します。

この時期の残雪は良く締まっていて、ワカンやスノーシューは結局は行程最後まで背中の荷物と化していました。

樹木のサイドにさえ近づかなければ踏み抜きも無い雪質で行程も捗ります。

左側を望めばでっかい至仏山が白く輝いています。



美しい残雪の樹林帯を進んでいくのですが、この辺りは所々に赤テープマーキングがあり安心してルートを刻めます。

少し歩き疲れたころ視界が広がって横田代の雪原に飛び出しました。

大きな燧ケ岳が望めます。

振返れば至仏山が・・・実に大きな景色を独占していました。



グリーンシーズンは湿原下部をトラバースして木道が続いていますが、積雪期は自由にトレースを刻みます。

しかし・・・一歩間違えればルートを外してしまう恐れもあり、念のためGPSにてのチェックは怠れません。

仲間達はそれぞれのトレースを刻んで天国の縦走路を満喫しているのです。



今回の最高点・・・1,968mの中原山を越えれば前方にでっかい雪原が姿を現します。

いよいよアヤメ平の大雪原に踏みいったのです。

もしホワイトアウトに逢えばルートロストの危険性もある目印も無い大きな雪原です。

いや〜・・・燧ケ岳が鬼ケ島のように雪面に聳えているのです。



無言で佇む仲間達・・・

感動の瞬間だったのです・・・

美し過ぎる青空と雪原・・・



アヤメ平からは尾根は痩せ気味になり富士見峠へ降下していきます。

狭い尾根の右側は雪庇が発達していて危険なため、少し左の樹林側を進みます。



長沢新道冬季ルートの取付きは富士見湿原です。

GPSにて取付きを確認し美味しいランチを楽しみましょう。

長沢新道の冬季ルートはマーキングも皆無で幅の広い樹林帯で眺望は期待できない尾根です。

ルートロストの恐れがありますから煩雑にGPSにて現在地のチェックは欠かせません。


積雪期のルートは基本的に地図読みができ、かつGPSは必須アイテムとなります。

私のGPSはアンドロイドで作動するSONYスマホで、アプリは山旅ロガーGを使用していますが、スタンドアローンでの作動と測位性能は抜群です。



美しい樹林の尾根を慎重に降下していきます。

尾根半ばでこのルート初めての単独行者とすれ違ったのです。


やがて尾根末端部・・・やはり末端部の通例にもれず悪相の急傾斜に変わってきました。

これ以上尾根の降下は危険と判断して右側のルンゼ状斜面にルートを変えます。

シングルストックに仕様変更して滑落に備え、これまで使っていなかったアイゼンも装備します。

全員慎重に急斜面をトラバース・・・

やがて無事穏やかな沢筋に通り抜けることが出来たようです。

このルート唯一のバリエーション的難易度ヶ所の通過でした。


静かな沢を通り抜ければ大きく景観が裂けて尾瀬ヶ原に飛び出しました。

お〜〜〜至仏山が大きいね・・・



尾瀬ヶ原の沢筋には融雪ヶ所があり霜で苛められてはいますが白い妖精さんが。

そう・・・水芭蕉・・・逢えましたね・・・

竜宮小屋前で小屋番さんと会話後今宵の宿見晴へ進みます。



さてはてこの小屋の区間がきつい・・・小屋街は見えていて中々近づいてきません。

足が棒になる寸前になんとか桧枝岐小屋に到着できたようです。

小屋明け当日の閑散期のおかげかゆったりした小屋を味わえたのです。



美味しい晩餐・・・のんびりした一夜が更けていくのです。


一夜明ければ可愛い囀りのお出迎え・・・

ニュウナイスズメさんです。

この子は女の子。



頭の茶色い男の子。

お目覚め小鳥さんでした。

小屋のオーナー・・・ヒゲ熊さんにお願いしてはいポーズ・・・

今日は穏やかに尾瀬ヶ原を縦断して鳩待峠に戻ります。



上空を旋回している猛禽はトンビさんかな。

雪解けの小さな湿原には夏羽の婚姻色に飾りたてたノビタキくん。



この子はハクセキレイさんで、セグロセキレイさんも観察できましたが飛び立ってしまいました。


絶景ポイントの下ノ大堀川で至仏山を撮影です。

今度は水芭蕉の季節に訪れましょうね。



融雪は急速に進みこんな亀裂を通過するところもありました。

慎重に渡りましょうね・・・



至仏山を望めば大勢のバックカントリスキーヤーの姿が・・・

元気だね・・・・・


ソングポストで囀る尾瀬ヶ原の野鳥・・・ホウアカさんも見れました。


山の鼻でトイレ休憩後、ゆっくりペースで登り返して鳩待峠に帰着できました。

青空・・・白い雪・・・素晴らしい仲間・・・

極上のプチ冒険山旅が終了しました。



下の画像は先輩つかさんの撮影です。

朝寝坊の私が起きる前に朝焼けの至仏山を撮ってくれました。

そのころ私はお布団で爆睡中・・・


最後の画像も最後尾を固めていたつか先輩撮影。

急斜面のトラバース画像でした。


先輩画像転載ありがとうございます・・・来年も残雪尾瀬に通いましょうね。