05yari  槍ヶ岳(西鎌から飛騨沢)
  2005.07.16〜18 雨のち晴れ

明けきらない梅雨空の中梅雨明けを期待し前夜ツクバを出発した。

国道の崩壊で白骨温泉に迂回し早朝4時新穂高に滑り込んだ。

7時小雨の中を雨具で身を固め歩き始める。
小雨ながらも雲の切れ間も見え期待が膨らむ。

14時今宵の宿槍平小屋に到着、小屋組とテント組に別れゆっくり寛ぐ。
雨も上がり空も明るくなって明日への希望でいっぱい!

食事は全員で小屋の晩飯である。(正直あまりおいしくなかった?)

翌朝5時起床しっかり仕度し晴れ間の見え始めた6時に飛騨沢を登りはじめる。
サンカヨウの透き通るような清楚な花、エンレイソウ、キヌガサソウの艶やかな大輪の花に癒されながら急登を頑張る。


森林限界を越え宝の木のあたりからお花畑の始まる。
白山イチゲ、チングルマ、シナノキンバイ、ショウジョウバカマ、コイワカガミ、コバイケイソウそして黒百合の群落が、思わず見とれて立ち止まってしまう。


飛騨沢の大きなお花畑!分岐から急斜面を千丈沢乗越へと向かう。
白山イチゲの群落とシナノキンバイの黄色い花のコントラストがすばらしい。
空は梅雨明けの太陽が顔を出し最高!千丈沢乗越からは西鎌尾根を槍の肩に向かい、強風の中険しい縦走路を進む。


3000mの稜線には深山オダマキ、キスミレが可憐に咲いていて感動である。



岩陰にはキバナシャクナゲ、ツガザクラが強風に耐えて咲き誇っている。


タカネシオガマのピンクの清楚な花、タテヤマリンドウ小さな花、天国のような(行ったことが無いのに)お花畑。


槍の肩に10時到着、山仲間と記念写真!!!


小休止の後10時半穂先に向かう、事故の無いように慎重に声を掛け合いながら11時最後の梯子から山頂に飛び出した。


梅雨明けの青空の中山頂で万歳!!!みんなの笑顔!!!


登ってきた西鎌、小槍も足元に小さく見えて気分爽快。


美味しい昼飯後12時飛騨沢を下り始める、涼しい雪渓で一休み、疲れた足を労わりながら15時槍平小屋に帰着した。

翌日も晴天の中下山開始、滝谷で皆で想い出のケルン作り。


キバナノヤマオダマキ、クガイソウに疲れた体を癒されながら12時新穂高に帰着した。